熱収縮チューブを使った紐先(アグレット)の修理・補修
透明の熱収縮チューブを使って、シューレースの先端を修理・補修してみたいと思います。
紐先の潰れ、割れ、ほつれを修理したい場合や靴紐が長すぎて短くしたい場合は、熱収縮チューブを活用してみてください。
- ・熱収縮チューブ(透明)
- ・瞬間接着剤
- ・ドライヤー
使用商品(商品名:シューレースパイプ) その1
靴紐の先端(アグレット)をリペアするのに用いたのは以下の商品です。
商品名 | シューレースパイプ |
品質表示 | ポリ塩化ビニール収縮チューブ 折径 6.5mm 2本 (直径 約4.14mm) 折径 9mm 2本 (直径 約5.73mm) 収縮率 ø約40% h約20% |
価格 | 420円 |
販売元 | TOKYOロイヤルリビング K.K |
チューブの直径は、[直径=折径÷円周率×2]で計算しています。
※現在はパッケージが変わり、ララウォーク レースパイプ(LaLa Walk LACES PIPE)という商品名で発売されています。東急ハンズや楽天市場で購入することができます。
先端の修理・補修までの手順
サンプルで使用したのは、幅7mmの平紐と折径6.5mm(直径 約4.14mm)のレースパイプです。
こちらの製品以外の熱収縮チューブを使う場合、修理する靴紐の幅と熱収縮チューブの直径に気を付けてください。
サイズが合わないと靴紐が熱収縮チューブに入れづらくなる場合もあります。
まず始めに、もう片方のアグレットと同じ長さにレースパイプをカットします。
レースパイプを適切な位置に配置します。
平紐を折って入れると簡単にレースパイプに入ります。
レースパイプにドライヤーを当てて、収縮させます。
上の画像に比べ、収縮しました。
この段階では、引っ張ると簡単に抜けてしまうので注意。
紐先に瞬間接着剤を垂らし、レースパイプと靴紐を固定させます。
1~2滴が適量です。
これで完成です。
使用商品(ELPAの熱収縮チューブ) その2
もう一つ、靴紐の先端(アグレット)をリペアする為の商品を紹介します。
こちらは100円ちょっとで購入できるのでオススメです。
ブランド名 | ELPA(エルパ) |
品番 | PH-643H |
カラー | 透明 |
製品 | 全長1m 直径 3mm (折径 約4.71mm) |
材質 | ポリオレフィン樹脂 |
価格 | 120円程度 |
販売元 | 朝日電器株式会社 |
こちらも東急ハンズや楽天市場で購入することができます。
チューブの折径は、[折径=直径×円周率÷2]で計算しています。
こちらは上のシューレースパイプで修理したのと同じ幅7mmの平紐と直径3mm(折径 約4.71mm)の熱収縮チューブです。
チューブの直径が3mmなので、シューレースパイプ(直径 約4.14mm)よりサイズは小さいものです。
幅7mmの平紐でも折り畳んで旨く入れれば、十分に通すことができます。
ただ単にシューレースを短くしたい場合は、簡単に紐先から入れることができます。
紐先を修理・補修するにあたって、始めに[シューレースパイプ(現ララウォーク レースパイプ)]という商品を紹介していますが、はっきり言ってこちらは高いのでオススメしません。これを買うのであれば、新しく靴紐を買ったほうが良いと思えるくらいです。
ですので、修理・補修をするのであれば、その次に紹介しているELPAの熱収縮チューブをオススメします。直径が大きくなると若干値段上がりしますが、それでも200円以内で購入することができます。現在ダイソー(100均)では透明の熱収縮チューブを取り扱っていないようですが、仮に取り扱ったとしても直径3mmの熱収縮チューブであれば120円程度なので、値段は殆ど変わりません。
※ヴィンテージスニーカーなどの靴紐は、新しい靴紐に交換したことでスニーカー全体の雰囲気を損ねてしまいます。またオリジナルの靴紐(元々の靴紐)か、靴紐が交換されているかでは、価値が変わってきます。ですので、ヴィンテージスニーカーに関しては、紐先が潰れてしまった場合、修理した方が良いと思います。