ゴム製(ラバー製)の白い粉吹き・白い汚れのお手入れ方法
ゴム製(ラバー製)のアウトソールが白く汚れている状態になった場合のお手入れ方法を紹介したいと思います。
ゴム製品のレインブーツ(長靴)が白く汚れてしまった場合にも使えるので、参考にしてみてください。
まず左の画像を見てください。アウトソールが白く汚れているのが分かると思います。
これはゴム/ラバーに含まれる過剰な配合剤が原因で、それが表面に出てくることから起きます。この配合剤の粉が表面に出て白くなることをブルーム現象と呼びます。
どちらかと言えばスニーカーのソールよりも、天然ゴムを使用したレインブーツ(長靴)によく見られる症状です。人気のハンターやエーグルのレインブーツをお持ちの方は、レインブーツ全体的に白い粉が付着して白くなった経験はないでしょうか。ゴム製品が白くなることは、しばしば起こりうる現象です。
- ・艶出し剤
- ・乾いた布
白い粉吹き・汚れ落としに用いたのは以下の商品です。
商品名 | クレポリメイト ナチュラル |
製品番号 | E-1349-98A |
成分 | シリコーン 界面活性剤 |
内容量 | 250ml |
価格 | 400円~600円台 |
販売元 | KURE(呉工業株式会社) |
類似商品にナポレックスから発売されているアーマオールというのもあります。こちらの方が艶出し剤としては有名です。成分はシリコーン、界面活性剤の他に乳化剤が入っています。
これらの艶出し剤は近くのカー用品取扱いショップやネットショッピングで簡単に見つけることができます。
ゴム製(ラバー製)の白い粉吹き・白い汚れ落としの手順
今回のサンプルはアウトソールではありませんが、つま先のラバーキャップ(シェルトゥ)部分を綺麗にしたいと思います。
まず、塗布する前に表面の砂やホコリをしっかりと落とします。
本来は容器をよく振り、布に塗布してから汚れ部位に塗り込みますが、今回のサンプルの場合、表面が凸凹していたのと溝があったので、直接綿棒で塗り込みました。
塗布し終わったら、最後に乾いた柔らかい布で磨く(拭き取る)だけです。
白い粉吹き・白い汚れのビフォーアフター
画像はビフォーアフターです。かなり綺麗に落ちたのがお分かり頂けるでしょうか。
白く汚れてしまったレインブーツ(長靴)やブーツのアウトソールにも艶出し剤は使用できます。
人気のHunter(ハンター)のレインブーツは専用の艶出し剤が発売されていますが、値段も高く付いてしまいます。今回紹介した製品なら安く済み、十分に代用できます。
今回はアウトソールの側面部分も白く汚れていたので綺麗にしましたが、アウトソールの底(地面との接地面)には使用しないでください。底が滑り易くなってしまいます。