追記:プーマの地名モデルに関して

先月、こちらの記事で、アディダスやプーマの地名モデルに関して触れましたが、どうやら1964年前後にはまだ国内の地名が付けられたモデルがあるようなので、追記させてください。

まず、別々の資料でプーマのトラックシューズ"TOKYO(東京)"とトレーニングシューズ"YOKOHAMA(横浜)"も確認することができました。

"TOKYO(東京)"については特に驚きはありませんが、"YOKOHAMA(横浜)"についてはかなり意外でした。

トレーニングシューズの"YOKOHAMA"は、1950年代に陸上選手として活躍したハインツ・フュッテラーのシグネチャーモデルとして、1960年代初期に発表されたモデルです。1963年のプーマ独のカタログで確認したんですが、同じくシグネチャーモデルのトラックシューズ"ROMA GOLD"も紹介されています。

ハインツ・フュッテラーと横浜の関係を調べてみると、1954年に世界タイ記録となる10秒2(男子100m)を叩き出した時の会場が横浜でした。モデル名はここからきていると考えられます。

尚、"YOKOHAMA"は品番166です。ちなみに"OSAKA"は品番167→品番185、"NIPPON"は品番113です。

あと、今まで正式にエンドースメント契約を結んで、個人の名が冠された製品を発売したのはエウゼビオが初めてだと思っていましたが、ハインツ・フュッテラーの方がぜんぜん早かったですねぇ。

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2013年9月 7日