トルションシステム(TORSION SYSTEM) 1989年(S/S)~

トルションシステム

トルショングループ(溝)とトルションバーにより、"足の自由"を実現したシステムです。

まずトルショングループ(溝)によって前部(つま先部分)と後部(踵部分)に分割し、これによって足本来の動きを確保しています。そして、前部と後部をトルションバーで繋ぐことで、足のねじれや危険な動きを制御しています。

トルションシステムの開発・誕生(1988年)

トルションシステムは1988年に開発されます。

"足の自由"の研究は、スイスのチューリッヒ工科大学で行われ、バイオメカニズムの専門家、整形外科医、シューズ造りの専門家が携わっています。

トルションシステムの製品化(1989年)

1989年に、トルションシステムを搭載したZXシリーズの上位ランニングモデル(1000番台)が発表されます。この時、"I WANT.I CAN."のキャッチコピーで登場しています。

1990年代に入るとランニングモデルのみならず、バスケット、テニス、ハンドボール、バレー、安全靴などにも、トルションバーがビルドインされ始めます。

トルションバーの種類
初代トルションバー(1989年~1994年)

初代トルションバー

トルションシステムの中核をなすトルションバーです。トルションクロスバーの登場により、1995年以降は使用されなくなります。


テニス用改良トルションバー(1992年~1993年)

EQT.テニス スタビル(Mid&Lo)、EQT.テニス ライト、トルション ステファンエドバーグにのみにビルドインされるトルションバーです。形状は"王"の字型。


エキップメント・ランニング用改良トルションバー(1993年~1994年)

クッションコンセプト トルションバー サポートコンセプト トルションバー ガイダンスコンセプト トルションバー

2代目となるEQT.ランニング クッション、EQT.ランニング サポート、EQT.ランニング ガイダンス、EQT.ランニング レディにビルドインされるトルションバーです。コンセプト別に3種類の形状があります。

画像は左:クッションコンセプト中:サポートコンセプト右:ガイダンスコンセプトのトルションバーです。


トルションクロスバー(1994年~1998年)

クッションコンセプト トルションクロスバー サポートコンセプト トルションクロスバー

初代トルションバーに替わり、1994年以降、トルションシステムの中核をなすクロスバーです。ランニングシューズの場合、コンセプト別に3種類の形状があります。

画像は左:クッションコンセプト右:サポートコンセプトのトルションクロスバーです。

トルションシステムに関する画像

トルションクロスバー