セーフティシリーズ(SAFETY Series)
1995年に、アディダスとドンケル株式会社との提携により登場した安全靴シリーズです。
つま先の部分に鋼製先芯を配し、快適で安全に働けるよう配慮して作られています。
現在、アディダスの安全靴は生産されていません。
安全靴のカタログ
こちらはドンケルが発行したアディダスの安全靴カタログです。
1995年の安全靴カタログで、最初期のセーフティシリーズが掲載されています。
最初期の安全靴は、全7モデル14機種が展開されました。
安全靴のサイズ
ドンケルが製造したアディダスの安全靴は、ウィズが"3E(EEE)"で、一般的なJPサイズより、造りが大きくなっています。また、爪先保護芯に落下物が落ちても、その衝撃によって指が潰れないように、つま先の上部にも余分な隙間を持たせてあります。
安全靴として使用しない場合は、サイズが大きい為、ハーフサイズダウンしても問題ないと思います。
安全靴のカラーコード
シューズ内にあるサイズタグには、モデル名又はモデル名の頭のアルファベットに数字が記載されます。この数字部分はカラーパターンを指しており、数字が各色に対応しています。(マドリード、リスボンなどのコンチネンタルモデルは除く)
画像の場合は、アルファベットのMOはMONTANA、数字の4は青、5は黄を指し、モデルはモンタナのYELLOW/PURPLE BLUEカラーになります。
カラーコード対応表 | ||||||||||
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数字 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
色 | 銀 | 白 | 黒 | 赤 | 青 | 黄 | 緑 | 橙 | 灰 | 茶 |
アディダス セーフティーの注意事項
以下は、商品の箱に記載されている注意事項です。安全靴として使用される場合は以下の点に気を付けてください。(一部修正)
- 爪先保護芯は、爪先部分を保護するもので、約20kgの物が約10cmの高さから落下しても、骨折する場合はほとんどありませんが、落下物の形状、重さあるいは落下高さ、落下位置によっては、怪我をする場合がありますので、十分にご注意ください。
- 滑りにくい靴底ですが、油や水のある場合や滑りやすい所では、気を付けてご使用ください。
- 一度衝撃や圧迫を受けた場合、外観のいかんにかかわらず使用しないでください。
- 安全性能が低下しますので、先芯に穴をあける等の加工や改造はやめてください。
- 爪先部に硬質の先芯が入っていますので、指先を引っ掛けたり、生爪を剥がさないよう足入れには十分注意してください。
- 飛び降りると事故の原因となる場合があります。
- 甲革が破れて先芯が露出したり、靴底の意匠がなくなった場合は使用しないでください。
- スポーツ等の目的には適していません。
- かぶれやかゆみ等、足に異常が生じた場合は使用をやめてください。
- 靴のサイズは目安にすぎませんので、実際に履いてみて足に合う靴をお求めください。
- 靴が脱げないように、靴紐や面ファスナーはしっかりと締めてください。また踵を潰して履かないでください。
- 汗をかいたり、濡れた時は素材の色落ちが生じることがあります。
2005年には、オリジナルスよりセーフティシリーズが復刻され、タウンユースとして、アパレル、スニーカー、アクセサリー類が発表されています。
スニーカーも展開されましたが、安全靴としては使用できません。
スニーカーギャラリー内の安全靴一覧
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